モルディブでのダイビングの基本
最大深海は30Mまで

モルディブではダイビングで潜れる最大の水深は30mと条約で決まっています。 もちろん海の中なので、海底は水深30mを越えるところも多々ありますが、各ダイビングサービスとも、これに従って最大水深を設定しているようです。 そもそも潜水病の発生を防ぐための条約なので、自分のためにも守りましょう。
無減圧ダイビングを

同じく、モルディブでは無減圧潜水が基本。 減圧を必要とするようなダイビングは推奨されていないのです。これもダイバーの体のためのレギュレーションなので、 各自のダイビングコンピュータに従い、減圧停止が出ないように水深をコントロールしたいモノです。
残圧50でエキジット準備を

ダイビングサービスによって多少 の差はある物の、モルディブで使 用されるタンクは10リットルと 12リットルが主流。
それぞれ2 00気圧まで充填されています。 水中で残圧が50を切ったら余裕 をもってエキジット準備を。
水面でボートがピックアップして くれるまで時間と、ボートに上が るまでレギュレータから呼吸した 方が確実な場面 は意外と多いものです。
安全停止について

モルディブでは無減圧ダイビング が基本。これに加え、エキジット 前に水深5mで3分ほどの安全停 止(セーフティストップ、予備減 圧)を。
安全停止をすることで、 体内に溶け込んだ窒素を排出する ことができ、減圧症になる可能性 をさらに下げることが可能になり ます。
このためにも残圧は余裕が あった方がいいのです。それとモ ルディブのダイビングボートには 多くの場合、救急用の酸素供給セ ットが積んであることが多いです 。
減圧症の症状が出たらなるべく早 く酸素を吸うことで症状を軽くす ることができるからです。
ボート で酸素キットがあれば、そのダイ ビングショップは安全への意識が ある、と判断してして構わないで しょう。
救急フロートは必携

水面 で膨らますとこうなります。ただし写真のように水面ではマスクを外さないようにしましょう

モルディブの場合、基本的には流 れにのってダイビングするドリフ トダイブが主流。 通 常はボートがダイバーを追いかけ てくれますが、万が一、波が高い などのでボートがダイバーを発見 できないことを想定して、ダイバ ーは空気で膨らませる救急フロー トなどの携行を義務づけられてい ます。 (ほとんどのダイビングサ ービスが、無料か有料でレンタル してくれるので、特別 に購入の必要はありません。ダイビング前にBCに入れておきまし ょう)。
サンゴは触らない

ここ数年、エルニーニョ現象によ る水温の上昇で、白化現象を起こ したモルディブのサンゴたち。こ のところ場所によって、少しずつ 復活しているのは喜ばしいかぎり です。
一見、石のように見えるサ ンゴではありますが、よく見ると 小さなポリプから触手を出してプ ランクトンなどを食べている生物 なのです。
1cm成長するのにか なりの時間を要し、ちょっとした 水温の変化で死滅してしまう非常 にデリケートな生き物でもありま す。
ダイバーが何気なく触るだけでそ の部分は死んでしまうし、無意識 のうちにフィンなどで蹴って折っ てしまうと、何年もかかって成長 したものがあっという間になくな ってしまうのです。
サンゴには触 らないで、温かく見守ってあげた いものです。
水深は各自ダイビングコンピュータで

どこのショップにもレンタルイビングコンピュータの数は豊富
無減圧潜水が基本だけに、各自がダイビングコンピュータで無減圧時間や(推奨しませんが減圧停止時間など)チェックする必要があります。 人により、水深が微妙に違うわけで、1人に1台のダイビングコンピュータが必要となります。 サービスでは比較的リーズナブルな料金でレンタルがあるので、これを利用してもいいでしょう。
飛行機登場の際は24時間のインターバルが望ましい

南北マーレ環礁 以外はエアタクシーを利用することになりますが、インターバル時間はきちんととるようにしましょう。
せっかくの休日、たくさん潜りた いというダイバーの方もいるかも しれませんが、飛行機に乗る前の 24時間はダイビングを控えて方 が安全とされています。
高所を飛ぶために飛行機内は気圧 が下がり、体内に溶けている残留 窒素がある場合には、気泡化し減 圧症を引き起こす可能性があるか らです。
DANに加入がおすすめ

DAN酸素供給キット。大抵はボートに積んであります
最大水深、無減圧潜水、安全停止 など、レギュレーションはあるも のの、人の体はそれぞれに異なり ます。
守っていれば絶対に減圧症 にならないと言う保証は残念なが らありません。
万が一、ダイビン グ後に関節が痛いとか、体がしび れるなど、減圧症になってしまっ た場合には、迅速な対応(再圧チ ャンバーで治療を受ける)が必要となります。
早ければ早いほど治 癒率は上がります。が、再圧チャ ンバーのあるリゾートは残念なが ら多くなく、さらにその料金は高 額になります。
(ちなみに再圧チ ャンバーのあるラスドゥ環礁 のクラマティツーリストクラブで 、治療のためにチャンバーにはい るとなんと3000$が必要とな ります)。
で、利用したいのがD ANJAPANへの加入。
DANとはDiver Alert Networkの略で、日本、ヨ ーロッパ、東南アジア、アメリカ など世界をカバーするダイバー向 け救急医療ネットワークなのです 。
会員は1年間5000円の会費を 払えば、万が一、潜水病になった ときや、救援費用がかかったとき 、死亡・後遺症が残ったときなど に保証があり、さらに専門医師に よる治療アドバイスなどが受けられます。
くわしくは財団法人 日本海洋レジャー安全・振興協会DAN JAPAN 電話03-3590-6501へお問い合わせを。









